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歯痛の文化史 古代エジプトからハリウッドまで

歯痛の文化史 古代エジプトからハリウッドまで ¥ 1,836
 古代、虫歯は悪魔、歯の虫、体液の過剰が原因とされた。中世になると旅回りの歯抜き屋が街の広場の歯抜きショーで客を集め、怪しげな民間療法も横行した。近世になって医療としての歯科治療が芽生えてくると、施術者の組合ができて大学で歯医者の育成が始まり、歯医者は独立した職業になった。しかし患者は麻酔もなく、床に寝て治療を受け治療は相変わらず「血と痛み」の世界だった。近代になり、麻酔、レントゲンなど技術が進歩し、試行錯誤のなかで今日の治療の原型が生まれていく。それに合わせ、入れ歯、歯磨き、ブリッジ、口臭よけ、楊枝の利用も始まる。恐怖と嫌悪で語られる「歯治療の世界」を、患者の視点からエピソードたっぷりに綴った〈笑える歯痛の世界史〉。
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