ランナーをサポートする超ハイテクなスポーツデバイス「スマートビートレーナー」とは？

Smart B-Trainer（ソニー）

　週に１回以上走る人は全国で６００万人を超えたといいます。全国各地でマラソン大会が開催されており、個人的な楽しみとして、あるいは健康のためなど全国でランナーが右肩上がりで増えています。そんなランナーのためにソニーが開発したハイテクなスポーツギアがちょっとすごいです。

　商品名は「Smart B-Trainer（スマートビートレーナー）」といい、ランニング中に両耳に装着して使用します。ランニング中に音楽を聴いているひとも多いかと思いますが、このデバイスにはあらゆる機能が詰め込まれています。

　ぱっと見た限りでは、ふつうのヘッドホンのようですが、なんとこのデバイスには心拍、加速度、GPS、コンパス、ジャイロ、気圧という６種類のセンサーが内蔵しており、これらのセンサーによる計測値から、心拍数や消費カロリーなどの他、ランニングのスピードやペース、走行ルートや高度など１１種類ものログが記録されるというのです。

アプリケーションによるランニング記録のふり返り （ソニー）

　ランニングログはスマホのアプリに転送して、後から確認することができます。

　そしてこのデバイスのすごいところは、「心拍数と連動して音楽を自動選曲」することです。

　たとえば心拍数が低い場合はテンポの速い音楽を再生してペースを上げてくれたり、逆に心拍数が上がりすぎるとスローテンポの曲でサポートしてくれるわけです。最大で３９００曲分も保存できるので、音楽デバイスとしてもかなりのものです。

　そのほか、専用の『Smart B-Trainer for Running』というアプリをつかってダイエットや体力作り、レース参加など目的に応じたトレーニングメニューを設定できるという。

　トレーニングメニューの監修はマラソンの解説やランニングコーチとして有名な金哲彦氏。

　Smart B-Trainer プロモーションビデオはこちら。

　価格は税込みで３万円前後になるだろうとのこと。２０１５年３月７日発売予定。