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ダイエットの効果が「顔に出る」ために必要な減量はどのくらい?

肥満による健康への悪影響が問題になっていますが、実際のところ、多くの人にとってダイエットの大きな目的は「見た目を良くしたい」ではないでしょうか。人によって目標とする減量体重は違うと思いますが、いったいどれくらい痩せたら「見た目」が変わるのでしょうか?

ダイエットに励む多くの人が気になっているこの疑問について、ある研究者が科学誌「Social Psychological and Personality Science」で研究結果を発表しました。

顔写真を使った実験

カナダ・トロント大学のNicholas Rule准教授らは、まず可能な限り表情をなくした20~30代の男女の顔写真を撮影しました。アクセサリーを外して髪の毛をまとめてもらい、できるだけ特徴をなくしたわけです。

次に、それらの男女の写真を加工して、BMI(体格指数)が軽肥満の30から低体重の18.5までの状態になるようにCGで作り出しました。

そして、作り出した写真からランダムに2枚を選んで100人の被験者に見てもらって感想を聞き、その人の顔が「ダイエットしている」と気付くために必要な体重の減少量を算出しました。

見た目が変わるために必要な減少量は?

実験の結果、他の人が顔を見て「痩せた!」と気付かれるために必要な量は、男性で平均4キロ、女性では平均3.5キロであることがわかりました。

さらに、単に痩せただけではなく、「より魅力的になった」と思わせるために必要な量は、さらに2倍の体重減少が必要なこともわかりました。つまり、男性では平均8.1キロ、女性では平均6.3キロでした。

もちろん、もともとの体重や肥満度によって違いますし、実験で導き出されたのは北米の成人の平均身長の場合ですので、日本人だとそこまで減量しなくてもよさそうです。

しかし、ただ漠然と「痩せよう」と思うよりも「○○キロ痩せたら見た目も変わる」とイメージしながら減量に励むのは効率が良さそうです。

しかし無茶なダイエットは健康に悪影響が出ますし、不健康な痩せ方は顔にも出てしまいます。一般的には1カ月に体重の5%が限度のようです。ダイエットは、あせらず、ゆっくり、自分のペースで取り組むのがよいですね。

(via HEALTHPRESS

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