乾燥する季節は肌荒れが気になりますが、心配しなければならないのは肌だけではありません。手足の「爪」もまた、縦の線が入ってしまったり、ひどいときは割れてしまうケースもあります。そこで本格的に乾燥する季節になる前に、爪割れを防ぐためにすべきケアのポイントをまとめておきましょう。
乾燥は爪にとって最大の敵
手足の爪もまた、皮膚と同じように「タンパク質」成分でつくられていますから、乾燥して必要な水分量が保持できなくなると強度が弱くなり、ひどい場合は割れてしまうことがあります。
そのため、ハンドクリームを使って肌のケアをする際には、爪にも同じようにクリームを塗って、乾燥を防いでおきましょう。
とくに爪の「根本の部分」の状態が悪くなると、爪が薄くなったり形が悪くなってしまいます。爪全体に塗るとともに、根本の部分にもしっかりハンドクリームを塗り込んでおくことをおすすめします。
爪切りは使わない
爪が乾燥して固くなった状態では、爪切りを使って「パチン」とやると、爪が割れやすくなることがあります。また、すでに割れてしまった部分に爪切りを使うと、よりひどくなってしまうことがあります。
そのようなときには、爪切りではなく「ヤスリ」で整えるのがおすすめです。多少、時間がかかるかも知れませんが、ヤスリで丹念に仕上げてあげたほうが安全です。また、服などに引っかけて爪を割ってしまうこともなくなります。
爪を丈夫にする食べもの
爪はタンパク質でできていますから、普段の食事の栄養バランスが崩れてしまうと爪が弱くなってしまいます。そのため、とくに爪を丈夫にするためにはコラーゲンを含む食べものをとるようにするとよいでしょう。
効率よくコラーゲンをとるには、肉のすじや軟骨、または赤身の多い硬い肉、皮が厚い魚などがおすすめです。
また、爪を健康な状態に保つためにはビタミンCもとるように心がけるとよいです。これは、体内でコラーゲンが合成されるときにはビタミンCを必要とするためです。
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爪が割れてしまう原因としては、他にもネイルやマニキュアなどで爪が薄くなってしまうことがあります。とくに冬場は乾燥するので爪の状態が悪くなりがちです。しっかりケアをするようにしたいですね。