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朝起きたら「首が回らない」「横を向けない」寝違いを一瞬で治すための方法

朝、目が覚めたら「痛くて首が回らない!」という経験は、誰もが1度ならずあると思います。安静にしていれば、たいてい2、3日で症状が治まるものですが、どうしても緊急で治す必要がある場合も。重要な仕事があったり、スポーツの試合や発表会など…あるいは、とっても大事なデートかも知れません。そんなとき、なるべく早く、できれば一瞬で治す方法はないものでしょうか。




首や肩をマッサージするのは逆効果?

おおむね、右か左のいずれかの首が痛くて動かすことができない状態になっています。そこで、痛みのある首や肩周りを、マッサージしたり揉みほぐそうとしてしまいがちですが、実はコレ絶対にやってはいけないこと。

そもそも、寝違いの原因は首や肩のコリではなく、ワキの下の奥を走る神経を長時間にわたって圧迫してしまったこと。無理な姿勢で寝ていたことが原因です。この神経が首までつながっているために、首を回すと痛みが走るわけですね。

「ゴッドハンド輝」式治療法

寝違いを治すためには、原因となっている神経の周りにある、固くこわばってしまった筋肉を緩めてあげる必要があります。

動画では、3つの動作で治す方法を紹介しています。

まずは、痛みが走る側の腕を背中のほうに引き上げて、20秒間そのままの位置でキープします。これを2回。

2

次に、同じく痛い方の手を腰の後ろにまわし、手のひらで腰をグッと前へ押します。肩甲骨が縮むような感じです。これも20秒間キープを2回。

今度は、腕を横側に広げて後ろ側に引いた状態で20秒間キープ。肘は120度程度曲げた形です。これも2回行う。

最後に、同じ動作を逆側の腕でも1セット行って終了。

他の方法も見てみましょう。

肩すくめ

両方の腕の力を抜いた状態から、肩を上に引き上げます。次に、「ゆっくりと」下に下ろしていきます。これを20回行う。力を抜きながら行うのがポイント。
(出典:http://ne-stra.jp)

プッシュアップストレッチ

机などに背中を向けて手を乗せます。その状態からゆっくりと腕を曲げながらかがんでいきます。

痛みを感じずにかがめるところまでいったら、20秒間キープします。10回行う。
(出典:http://ne-stra.jp)

寝違えに効果のあるツボ

寝違えに効果のあるツボに「落沈」というものがあります。

場所は手の甲にあります。人差し指と中指の間から少し下側にあります。写真を見た方がわかりやすいかも知れません。このツボを1分間ほど、ゆっくり押して離すを繰り返します。

(出典:http://www.health-sunchlorella.jp)

等尺性収縮

痛い側の手を使います。指でこめかみに触れて、指と頭で押し合いながら4秒間キープ。指を離して首の力を抜きます。10回行う。

根本的な治療にはなりませんが、一時的に痛みが弱まることがあるそうです。

(出典:http://ne-stra.jp)

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寝違いを治す方法としてよく知られているのは、おおむねこれらのいずれかの方法になると思います。

寝違いは、神経圧迫によって筋肉がこわばっている状態が原因です。2、3日か、長くても1週間もすれば自然によくなります。もし、日常生活に支障がなければ安静にして気長に待ちましょう。決して首や肩を揉んだり無理に動かしたりはせず、治るのを待ちましょう。