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突然目に異変が起こる「スマホ老眼」が増えている

スマートフォンの使いすぎによる体の異変がいろいろと指摘されていますが、最近は「スマホ老眼」と呼ばれる目の不調が若者を中心に広がっているという。その症状と予防法とは?




スマホ老眼とは、突然、目のピントが合わせられなくなる症状だという。

目は、カメラのレンズのような働きをする水晶体の厚さを調節してピントを合わせています。この水晶体の厚さを変えているのが「毛様体筋」という筋肉です。近くの物を見るときは毛様体が収縮して水晶体を膨らませます。

スマホ老眼は、スマートフォンを長時間にわたって見続けることで、毛様体筋が疲労してうまくピント調節ができなくなった状態です。

参天製薬が10代から50代を対象に実施したアンケートによると、週1回以上この症状を自覚した人は約8割にものぼり、週5回以上経験した人は3割近くもいるという。

スマホ老眼は目のピント調節機能の使いすぎが原因です。特にピント調節を強いられる「歩きスマホ」や「電車内での使用」、「寝ながらスマホ」を続けていると、毛様体筋の疲労が蓄積していき、いずれ悲鳴を上げ始めるというわけです。

もし、すでに症状が出ているのであれば、しばらくはこの3つの使い方を制限する必要があります。また、「ホットアイマスク」を使って目を休めたり、目の調節機能を改善する目薬を使うとよいでしょう。

つい夢中になって長時間使ってしまいがちなスマートフォンですが、体への負担も考えて休みながら使用したほうがよさそうです。