脳科学と仕事術のネットメディア 1.23 Tue

父親が高齢だと生まれてくる子供は「ギーク」になりやすい

父親の年齢が高いほどその子供が「ギーク」になる傾向が強いことが7781組の双子を対象とした調査で明らかになりました。

一般的に「ギーク」とは、非常に優れた知性をもつがその一方で社交性に関しては苦手としている人を呼ばれています。

研究チームは、12歳の双子7千組以上を対象に、非言語の知能検査の結果や対人関係についての関心の低さなどから「ギーク指数」を算出しました。

その結果、男子については生まれたときの父親の年齢が35歳を超えていた場合、ギーク指数が高くなることがわかりました。

父親の年齢が51歳以上のときに生まれた子供は、25歳未満の時の子供と比べて理系分野における試験で高得点を取る確率が32%も高くなりました。

一方、女子の場合はギーク指数の高さと父親の年齢との間に関連性は見いだせなかったとしています。

これらの結果について、研究チームのマグダレナ・ジャネッカ博士(米マウントサイナイ医科大学)は、女子におけるギークの定義が十分に把握されていないことや、ギーク傾向を打ち消すような生物学的特性が女子に備わっている可能性を指摘しています。

また、これまでの研究では、親の年齢の高さと子供が自閉症や統合失調症になるリスクの関連性について報告されていますが、今回の結果のような「プラスの面」を示すことの重要性もまた指摘しています。

子供のギーク傾向については、父親から受け継がれる場合があるとしています。つまり、高齢になってから子供をもつ父親は、学問や仕事などに没頭する期間が長いことや、社交があまり得意ではなかったなど、ギーク傾向がみられる場合も多いという。

そのほか、父親の精子で突然変異が起こることでギーク傾向が出現する場合も考えられるとしています。精子における突然変異は、年齢が高いほど起きやすくなります。

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