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睡眠や休息が十分なのに疲れが取れないのは「脳」が疲れているかも

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十分に休んでいるつもりなのに、溜まった疲れがとれないことはありませんか?十分に睡眠を取ったり、あるいは休日にじっくりと体を休めているはずなのになんとなく疲れが取れていないときは、「脳」が疲れているのかも知れません。疲れがどうしても抜けないときは、「マインドフルネス」が脳に休息を与えてくれます。

疲れているのは体ではなくて「脳」

体がだるいとか疲れているといった感覚は、実は身体そのものではなくて、脳がつくりだしています。脳が指令を出して体を休息するように命じているわけです。

そのため、体には十分な休息を与えて復活しているはずなのに脳の休息がうまくできていないときは、なかなか疲れが抜けず日中もボーっとしてしまう結果になります。

実は脳という器官はなかなか意思で自由に制御することができないものです。体は横になってリラックスさせてあげれば(あるいは軽い運動も取り入れて)、思ったとおりに休息を与えることができるのに対して、脳は休めているつもりでも勝手にいろいろなことを考え出して働くことをやめてくれません。

特に同じことをグルグルと考えてしまうクセのある人は、何も考えていないつもりでも常に脳はハイパワーで動いています。

特に仕事などで忙しいときや悩み事、心配事があるときなどは考えないようにすればするほど、必要以上に自動操縦で勝手にさまざまな思いや考えが浮かんできてしまう。

過去のことや未来のことを想像したり考えたりすることは、脳にとってはとても重労働です。そんな「思考の迷宮」に陥ってしまったときは、頭の中を「いま現在」に引き戻すことで休ませることができます。

実はその方法こそが、「マインドフルネス」なわけです。

脳が疲れやすい人の特徴とは

脳が疲れやすい人の特徴として以下のようなタイプが紹介されています。(NIKKEI STYLE

  • 同じことをグルグル考える癖がある。
  • 平日も休日もTO DOリストで時間を管理している。
  • 常にスマートフォンをいじっている。

このような傾向がある人は脳が常にフルパワーで働いているために、休日であっても脳に休息を与えることができず、いくら休んでも「疲れ」が取れないわけです。そのため、頭の中もボーっとしてしまうし、体が疲れている感覚すらあります。

マインドフルネスは、いわゆる「禅」における瞑想と近いものですが、過去や未来のことを脳内で考え続けることをやめて、「いま現在」のことに注意を向けて脳の自動操縦をストップする手法です。

やり方はさまざまな本などで紹介されていますが、基本的には自分の体の感覚や外界の音や匂いなどに注意を向けたり、「呼吸」に注意を向けることで余計な考えから頭を切り離します。

例えば「歩行瞑想」と呼ばれるものでは、歩きながら行う方法が紹介されています。一般的な瞑想の方法だと「呼吸」に集中しますが、この方法では「歩行」に集中します。足の裏が地面に着く瞬間の感覚、そして地面から離れるときの感覚、足の感覚に集中することで、脳を「いま現在」に注意を向けます。

また、音を使った瞑想もあります。音楽や生活音など何でもよいので、とにかく耳からきこえてくるものに集中します。これもまた、脳内で繰り返される「考え事」から切り離して「いま現在」のことに向け直してくれます。

「イライラする」「疲れている」「ストレスを感じる」そんなときは、日常の中の空いている時間を見つけて、どのような方法でもよいのでマインドフルネスを実践して、脳の疲労を解消してみてはいかがでしょうか。

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