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親の経済状態が悪いと子どもの体重増加不良のリスクが上昇

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低所得世帯では乳児が「体重増加不良」となるリスクが高いことが明らかにされています。経済的な理由で栄養のある食事を提供できなかったり、ネグレクトなどが関連している可能性が指摘されています。

乳幼児の体重について、月例や性別から算出される期待値に沿って発育しない「体重増加不良」は、その後の発育や認知能力などに悪影響を及ぼすことがあります。

イギリスやデンマークなどの研究では、親の社会経済状況と子どもの体重増加不良との間には関連が確認されていませんが、日本では明らかにされていませんでした。

そこで北里大学の研究グループは、平成13年生まれのおよそ3万5千名と、平成22年生まれのおよそ2万名の乳児を対象として、親の社会経済状況とその子どもの生後18カ月までの体重増加不良について、その関連があるかどうかを調べました。

その結果、世帯所得が上位4分の1の世帯と比べて、下位4分の1の世帯では乳児が体重増加不良となる割合が1.3倍高いことが確認されました。

この傾向は平成13年生まれと平成22年生まれの両方の乳児で見られることから、時代の違いに限らず存在することがわかりました。

研究では体重増加不良のメカニズムは明らかにされていません。しかし、経済的な理由によって栄養のある食事を用意できなかったり、あるいはネグレクトによって栄養不足が生じていることが考えられるとしています。

参考

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