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頬の動きの遅れが顔の魅力度を低下させてしまう

最近はテレワークもだいぶ浸透してきており、リモート会議などに参加する機会も増えているのではないでしょうか。そこで顔の「魅力」に関する気になる研究結果をご紹介します。




これまでは写真など静止している顔の魅力についての研究が数多く進められてきましたが、工学院大学とポーラ化成工業株式会社の研究グループは、動きを伴う顔の研究をしています。

私たちが普段行っているコミュニケーションでは大小さまざまな顔の動きや表情の変化が伴います。

ビデオ会議などでは画面に映し出された相手の顔を見ながら討論などをすることになりますが、案外ふだん直接対面して話すよりもじっくりと顔を眺めることになるのではないでしょうか。

これまでの研究から、加齢によって、顔を動かしたときの頬の肌の動きが遅れることが解明されています。

研究グループは、モーションキャプチャで得られた10名の女性の顔モデルをもとに、頬の動きを加工して(1)遅延なし(2)遅延ありの2種類、合計20種類の顔モデルを作成しました。

作成した顔モデルを25名の日本人男女に見せて「魅力的である」か「魅力的でない」かで評価。「魅力的である」を選択した割合を「遅延なし」と「遅延あり」それぞれについて算出しました。

その結果、物体の動きでは気づきにくい「0.1秒程度」の微妙な遅れであっても、人の顔に生じる動きの遅れは感知されやすいことがわかりました。

そしてわずか0.1秒の頬の動きの遅れが生じるだけで顔の魅力度が低下することが明らかになりました。

リモート会議に参加する機会が増えてくると、普段よりも表情などが人に見られることも多くなりそうです。魅力的に見えるような顔の映り方を工夫するのと同時に、顔の動きや表情の作り方なども今後は気をつけたりすることもあるかも知れませんね。

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