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脳の活動領域から正直者と嘘つきがわかる?

 正直者と嘘つきで脳の活動領域に違いがあることを、京都大の阿部修士特定准教授らの研究チームが明らかにした。「側坐核」という領域の活動が活発な人ほど嘘をつく割合が高かったという。7日、米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス電子版に掲載される。

 研究チームは20代から30代の学生ら約30人を対象に、2種類の実験を行った。

 第1の実験は、画面上に表示される画像にしたがってうまくボタンを押せばお金がもらえる仕組みで、報酬への期待感が大きい人ほど「側坐核」の活動が活発であった。

 第2の実験では、コインの表裏を予測し、正解するとお金がもらえる実験を行った。予測をあらかじめ申告しておく場合と申告しない場合を行い、申告しない場合の正答率が不自然に高い場合は嘘をついたと見なされる。

 2つの実験の結果、第1の実験において側坐核の活動が活発である人ほど第2の実験で嘘をつく割合が高いことがわかった。

 第1の実験で側坐核の活動が活発であるにもかかわらず第2の実験で嘘をつかなかった人は、「背外側前頭前野」がよく活動していたという。この領域は、理性的な判断や行動をつかさどるという。

 阿部特定准教授は、「食べ物や異性など、お金以外の欲に関しても同様の結果が出るか、研究を進めたい」と話す。

出典:時事ドットコム

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