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腕を動かす脳の指令をつかって脚を動かすことに成功 脊髄損傷患者の歩行に期待

脊髄損傷患者の脚を動かす方法

読売新聞

 腕を動かそうとする脳からの指令をセンサーで読み取り、それを下半身に伝えることで脚を動かすことに成功したと、自然科学研究機構生理学研究所などの研究チームが発表した。13日付の米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスに論文が掲載された。

 実験では、センサーを腕に装着した健康な男性に、寝た状態のまま歩行時のように腕を振ってもらった。

 センサーで読み取った電気信号をコンピューターで調整して、背骨の腰の部分にある神経に伝えたところ、脚が動いたという。また、器具を使って体を支えた状態で立ったまま実験を行うと、歩行することもできたという。

 手足を動かそうとするとき、脳からは電気信号の形で神経を介して指令が筋肉に伝わる。

 しかし脊髄損傷で神経が切れると、その指令が下半身まで伝わらず脚を動かすことができない。同研究所の西村幸男准教授によると、「将来、脊髄損傷の患者の歩行につながる技術」だという。

参考:読売新聞

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