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体内時計を統一管理する脳内の細胞を特定 筑波大

 からだの機能を24時間周期で制御するための「体内時計」をつかさどる脳内の細胞を特定したと、筑波大の柳沢正史教授らの研究グループが5日付の米科学誌電子版で発表した。

 時間を刻む分子は体内のほぼすべての細胞にあるが、それらの時刻を合わせて統一的に管理する細胞を、脳の中心部に視交叉上核で特定したという。この細胞は視交叉上核の細胞のうち約4割を占めるが、体全体の時計をどのようにして管理するかについてはまだ不明だという。

 柳沢教授は「仕組みが解明できれば、体のリズムに関連した病気の治療が可能になる」と話している。

参考:47NEWS