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理研、小保方氏に論文投稿料60万円を返還請求 特許出願は持ち分を放棄

 理化学研究所は20日、STAP細胞論文の責任著者の小保方晴子・元研究員に対して、研究費のうち論文投稿料の約60万円を返還請求すると発表した。請求に強制力はないため小保方氏が応じるかは不明。

 小保方氏のほかの研究費については、実際に実験などをしているため、請求対象を不正と認定した論文の投稿料に限定した。STAP細胞の検証実験や調査費用には3000万円近くかかったが、理研が負担する。

 また、理研はSTAP細胞の正体はES細胞の混入であったと結論づけたが、故意の混入については立証できないとして刑事告訴はしないと決めた。米ハーバード大と共同で出願したSTAP細胞に関連する特許については、理研の持ち分を放棄する。

参考:スポーツ報知