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遺伝性の腎疾患「アルポート症候群」の病態進行をp53が抑制する

 遺伝性の腎疾患「アルポート症候群」の進行をがん抑制遺伝子「p53」が抑えることを発見したと、熊本大の甲斐広文教授らの研究グループが米科学誌「Journal of American Society Nephrology」で発表した。

 研究グループは、p53が腎臓において重要な細胞である「ポドサイト」の形態維持を担っており、アルポート症候群の病態進行を抑制することを突き止めた。

 また、アルポート症候群の病態進行時ではp53の量が減少していることも示され、新しい治療法開発につながると期待される。

(via 熊本大学