脳の血流量の変化に応じて手指を動かすことができる装置を使った、脳卒中患者の手指のまひを改善するリハビリの臨床試験を、九州大の研究グループが開始する。
体を動かす命令を脳が出すときに脳内では血流の変化が生じるが、これはまひによって体を動かすことができない患者でも起きる。
研究グループは、頭に装着して脳内のヘモグロビン量を測定する装置を使ったリハビリ用ロボット「SMOVE」を開発した。
計測された情報はコンピューターを介してリハビリ機器に送られ、手指を動かすことができるという。精度向上や小型化を進めて、2019年の製品化を目指すとしている。
参考:読売新聞