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アトピー性皮膚炎のかゆみを抑える薬に効果を確認

アトピー性皮膚炎のかゆみを抑える薬剤の効果が国際的な共同治験で確認されたとする結果が医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表されました。

アトピー性皮膚炎では皮膚にかゆみが発生し、ひっかくと皮膚が刺激されてさらにかゆくなるという悪循環が起こります。患者はかゆみのために寝付くまで時間がかかり、夜中にかゆみで目が覚めるなどQOLに悪影響を与えます。

アトピー性皮膚炎の患者のかゆみは、インターロイキン31(IL-31)の受容体が関与していることが報告されています。

新しい薬剤はIL-31受容体の抗体「nemolizumab」で、中程度から重度のアトピー性皮膚炎患者に月1回投与し、3カ月後のかゆみなどを調べました。

その結果、6割の患者でかゆみの程度が50%以上改善しました。また、投与から1週間後には寝付くまでの時間が20分間短縮され、3週間後には安眠している時間が40~50分間以上長くなりました。

一方、重い副作用については確認されなかったとしています。

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