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脳の老化を加速する可能性のある遺伝子変異を発見、人口の3分の1で見られる

高齢者の脳の老化に関係する遺伝子変異を確認したとする研究論文が医学誌「セル・システムズ」で発表されました。人口の3分の1に見られる頻度の高い変異だという。

米コロンビア大学などの研究チームは、1900人以上の死亡解剖から得られた脳サンプルについて遺伝子解析を行い、脳の老化に関与する変異を「TMEM106B」遺伝子に発見しました。

この遺伝子変異をもつ人は、65歳までは正常な遺伝子の人と変わりはないものの、65歳前後を超えると脳の前頭葉に影響を及ぼすとしています。

この変異をもつ「TMEM106B」のコピーを2つもつ人の前頭葉は、正常な2つのコピーをもつ人と比べて老化が12歳も進行するとのこと。

65歳を超えると、「何らかの未解明の圧力」が生じはじめ、もし正常な遺伝子を持っていればその圧力に反応できるが、変異のある異常な遺伝子をもつ場合は脳が速く老化するとしています。

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