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慢性心不全とがん罹患率に相関関係がある

慢性心不全とがんとの間に相関関係があることが国立循環器病研究センターの研究で明らかになりました。慢性心不全の患者はがんに罹患する確率がある程度高いことを念頭において診療に当たることが望ましいとしています。

研究グループは、心不全で入院した患者約5200人について、がんの発症や罹患期間などを調べました。

その結果、慢性心不全の患者におけるがんの罹患率は、全国集計と比べて4倍高いことがわかりました。このうち半分については心不全の診断のあとにがんが発見されており、慢性心不全とがんの間に強い相関関係があることを示しているとしています。

今回の結果から、慢性心不全患者はがんの罹患率がある程度高いことを念頭に診療に当たることが望ましいとしています。

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