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50ヘルツの電界がストレスを軽くする、マウスの実験で解明

ストレスによって上昇する血中グルココルチコイドを50Hzの電界が抑制することをマウスの実験で明らかにしたと、帯広畜産大学などの研究チームが発表しました。




電磁界が生体に作用する研究は、健康障害を引き起こすリスク要因として数多くされてきました。

しかし一般的には電界は細胞膜が絶縁物となるため、細胞膜を貫通する磁界と比べて深刻ではないと考えられており、詳細な検討がなされていませんでした。

今回研究チームは、拘束ストレスによってグルココルチコイドの濃度が血中で上昇するのを、50Hzの電界が抑制することを発見しました。

また、グルココルチコイドの濃度変化が最大となる値を電界が抑制することを明らかにしました。

さらに、この作用は電界を形成する電極と生体の位置関係によって影響を受けることも突き止めました。

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