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「論文のタイトル」は短いほど引用されやすい

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学術論文を執筆する際、最後まで悩む項目のひとつは「タイトル」ではないでしょうか。論文を評価する手段のひとつに「引用回数」がありますが、タイトルの長さと引用回数の関係を調べた結果が発表されています。

英ウォーウィック・ビジネススクールデータ科学研究所の研究チームは、2007~13年に発表され、よく引用されている約14万本の論文のタイトルを調べました。

タイトルの長さは1語のものから55語のものまでさまざまでしたが、「タイトルの長さ」とほかの研究者に「引用される回数」に強い相関があることを突き止めたという。

研究チームのエイドリアン・レッチフォード氏は、こう述べています。

 「2011年の場合、論文題目が1字増えるごとに引用回数が約1.78%ずつ減少している」

つまり、論文のタイトルは簡潔であるほど引用されやすいということです。「この結果は、より短い題目の論文の方が理解されやすいという興味深い仮説と一致する」ともレッチフォード氏は述べています。

論文の内容を伝えたいという気持ちから、どうしてもタイトルが長くなってしまうことがありますが、「人目を引く」あるいは「理解されやすい」という観点で言えば、短く簡潔なタイトルにしたほうが賢明なことがわかります。

また、過去に発表された同様の研究によると(1)執筆者の評判(2)掲載誌の権威(3)研究分野(4)タイトルにおけるコロンの使い方―なども影響するようです。

(1)から(3)については異論のある研究者はいないと思います。一方、「コロンの使い方」については少し意外な気がしますね。タイトルの付け方も非常に奥が深いことがわかります。

参考:AFP

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