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長時間のデスクワークが「痔」をもたらす原因とその対処法

長時間のデスクワークは体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、「お尻」への影響も無視できません。日本人の3人に1人は「痔」だという説もありますが、実際のところ、だいたいの人は大なり小なりお尻の違和感を感じているのではないでしょうか。

痔をなってしまう原因として、日頃のストレスや食習慣の乱れ、運動不足などいわゆる生活習慣病の原因が数多く挙げられますが、なんといっても直接的な原因はお尻への負担です。

デスクワークが原因で痔になってしまう要因はだいたい3つあるようです。

痔をもたらす座り方

なぜ、長時間のデスクワークが痔の原因になってしまうのでしょうか。第1の原因としては、座りっぱなしの姿勢を長い時間にわたって続けているとお尻に体重がかかる時間が長くなるからです。

長時間にわたって肛門周辺に力が加わると血流が悪くなり、肛門周辺がうっ血状態になってしまいます。これを防ぐためには、とにかく定期的に立ち上がったり、すこし歩くなどして肛門周辺の血流を回復する必要があります。

第2の原因としては、お尻を冷やしてしまうことです。こちらも肛門周辺の血の流れを悪くすることが直接の原因になります。冬など寒い季節には、ビニール系やプラスチックなどの素材を座面に使っている椅子では座布団やクッションを置くなど、お尻を冷やさないような工夫が必要です。

一方、第3の原因として肛門周辺を蒸れた状態にしないことも大事なようです。夏場など汗をかいた状態で座り続けていると、肛門周辺が高温多湿になります。そのため、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうというわけです。

デスクワークで痔を予防する方法

どうしても長時間のデスクワークをする必要がある場合、いったいどうすれば痔を予防したり、あるいは痔の痛みをやわらげることができるのでしょうか。

痔の主な原因は肛門周辺に力が加わることによるうっ血であり、座った状態で痔が痛むのは患部が圧迫されるからです。

そのため、やはり唯一の方法は「円座クッション」あるいは「ドーナツクッション」を座面に置いて、その上に座ることです。

これらのクッションは座ったときに肛門周辺への圧迫を防いでくれること、そして寒い季節には冷えた座面に直接お尻を接することを防いでくれること、さらに空気の通りがよくなることから肛門周辺の蒸れを抑えてくれるという効果があります。

一方、ソファのようなやわらかい座面だとお尻が沈み込んでしまうため、逆に負荷が大きくなってしまいます。最もよいのは固い座面の椅子の上に円座クッションなどを置くことです。

ただし、いくら円座クッションなどを使っても完全に肛門への負荷をなくしてくれるわけではないため、1時間ごとなど定期的に立ち上がって数歩でよいので歩くなどするのがよいでしょう。

また、ジーンズなど固い生地のズボンだと円座に座っていても、ズボンの生地が肛門周辺にすれるため、痔の痛みがつらいときはなるべく柔らかい生地のズボンをはくようにします。

また、円座クッションやドーナツクッションに座っても肛門の不快感がある場合は、正座をすると比較的お尻に負担をかけずに座ることができるようです。

痔がひどくなると排便もつらくなります。そのため、つい排便を我慢してしまいがちになりますが、その結果、便が固くなるためさらに痔が悪化するという悪循環になることもあります。

デスクワークが多い場合はなるべく普段から気を付けて、痔が悪化する前に対処することをおすすめします。

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