バクテリアが縦横無尽に動くエネルギーを使って発電できる可能性があると、オックスフォード大学の研究グループがコンピュータシミュレーションで示しています。小型デバイスへの応用が期待されます。
研究グループは、自由に動くバクテリアの群れの中に微小なローターを配置した際に、ローターが回転する様子をコンピュータシミュレーションで示しました。
複数のローターを配置したところ、バクテリアの動きが変化しました。ローターが1つの場合はランダムに動き回っていたのが、64個を置いたところ、隣り合うローターが反対方向に回るような流れのパターンが生まれたとしています。
もし実際の実験で同様の現象が再現できるとすれば、バクテリアの力を用いることで、外から電力を供給することなく微小な電子デバイスを動かすことが可能となります。
Active micromachines: Microfluidics powered by mesoscale turbulence