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辛味を感じたときの脳活動を解明

 辛味を感じたときの脳の神経活動を解明したと、森永製菓や大阪大、生理学研究所の共同研究チームが科学誌「Frontiers in Human Neuroscience」で発表した。辛味が自律神経活動を引き起こす仕組みの解明につながる。

 研究チームは、唐辛子などに含まれる辛味成分「カプサイシン」を舌に投与したときの脳活動を、MRIで計測した。

 その結果、カプサイシン摂取によって自律神経活動に関与する島皮質領域や、体温制御に関与する脳領域で強い脳活動がみられることがわかった。また、自律神経領域での脳活動と体温変化との間に有意な相関が確認された。

(via 生理学研究所