「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」と呼ばれる技術を使って、頭に埋め込まれた電極で読み取った脳波を無線で送ってパソコンやロボット義手を操作する臨床研究を、大阪大などの研究グループが開始する。
臨床研究の対象となるのは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者。これまで、まぶたやほおの動きでパソコンを操作する技術が開発されているが、操作に時間がかかることや、筋肉が動かなくなると利用できなかった。
研究グループはこれまでに、ALS患者の脳の表面に電極を直接置いて脳波を測定し、ケーブルをつないでパソコンなどを操作できることを確認している。体の動きをイメージした際に生じる脳波のパターンに基づいて、手やひじの動きを推定できるという。
参考:朝日新聞