脳内の記憶形成を支える、NMDA型グルタミン酸受容体の輸送サポートシステムを明らかにしたと、東京大の廣川信隆特任教授らの研究グループが科学誌「The Journal of Neuroscience」で発表した。記憶障害や統合失調症の新たな治療法の開発が期待される。
記事を読む
通路を進む人がその先にあると予測した光景を、脳の活動から推測することに成功したと、京都大の石井信教授らの研究グループが発表した。車の運転手の意図を読み取ることでナビゲーションシステムなどへの応用が期待できるという。
記事を読む
二人が見つめ合って互いに注意を向け合うと、脳の特定の部位における活動が同期すると、生理学研究所の定藤規弘教授らの研究グループが科学誌「Neuroimage」で発表した。見つめ合いによる注意共有がその後のコミュニケーションを円滑にする可能性があるという。
記事を読む
最近では、老後は都会にある便利なマンションに移り住むという人も増えているようですが、ちょっと気になる研究結果が報告されています。騒音のレベルが大きい地域に住む人は、静かな場所と比べて死亡率が高くなるというのです。とくに高齢者では悪影響が大きいという。
記事を読む
幸福感を強く感じる人は右脳の後部内側にある「楔前部」が大きいと、京都大の佐藤弥特定准教授らの研究グループが20日付の英科学誌「Scientific Reports」で発表した。快感や不快感と関わることは知られていたが、幸福感と大きさの関係についてわかったのは初めてだという。
記事を読む
小型の霊長類「マーモセット」の大脳皮質における数百個の神経細胞について、長期間にわたり同時に活動を測定できる技術を開発したと、理化学研究所脳科学総合研究センターの山森哲雄チームリーダーらの研究チームが19日付の米科学誌「Cell Reports」で発表した。神経疾患のメカニズム解明や治療法開発などへの応用が期待される。
記事を読む
経験で得た恐怖よりも生まれつきの本能的な恐怖のほうが強いことをマウスの実験で突き止めたと、関西医科大の研究グループが19日付の米科学誌「Cell」で発表した。本能的恐怖を優先する仕組みに関わる神経細胞も明らかにした。
記事を読む
他人に皮膚を軽く触れられると「むずむず」したかゆさを感じるのに、自分で同じように触っても何も感じません。いったいどうしてでしょうか。皮膚への接触でかゆみを引き起こすときと起こさないときがある理由が最近の研究で明らかになりました。
記事を読む
身体のや肌の一部が触れ合うことで親密度が上がる「スキンシップ」というものがありますが、互いの関係性をよく考えなければ取り返しのつかない事態に発展するおそれがあります。特に男女間では。互いの関係によって「どこまでのタッチ」が許されるのかを調べて「ボディ・マップ」を作成した研究者がいます。参考になるかも知れません。
記事を読む
他者の表情から「悲しんでいる」と推測する際に重要な役割を担う脳の部位を特定したと、生理学研究所の定藤規弘教授らの研究グループが科学誌「Neuroscience Research」で発表した。対人コミュニケーション障害を抱える精神疾患の解明につながるという。
記事を読む
女児に発症する進行性の神経疾患「Rett(レット)症候群」の患者に、脳の体内時計を担う部位の異常があることを、京都府立医大の八木田和弘教授らの研究グループが発見した。患者の睡眠障害の治療につながるという。
記事を読む
最近では、話しかけると返事をしてくれる人間型ロボットなどが開発され、一緒に暮らして癒してくれるロボットもあるようです。将来は一家に一台なんて時代もやってくるかも知れません。そんな家族のようなロボットですが、人間はどのくらいロボットに対して共感できるものなのでしょうか。人間が「ロボットの痛み」に共感できるかどうかを調べた研究があります。
記事を読む
赤外光を頭に照射して脳の神経活動を制御するための技術を、東北大の八尾寛教授らの研究グループが開発した。特定の神経細胞だけを刺激してパーキンソン病などを治療する方法の開発につながる可能性がある。
記事を読む
好き嫌いや損得などに影響されない状況で「自由選択」する際の神経細胞の活動を解明したと、京都大こころの未来研究センターの船橋新太郎教授らの研究グループが米科学誌「Journal of Neurophysiology」で発表した。高次脳機能障害の仕組みの解明につながるという。
記事を読む
認知症の早期発見に役立つヘルメット型の陽電子放射断層撮影(PET)装置を、放射線医学総合研究所分子イメージング研究センターの山谷泰賀チームリーダーらが開発した。
記事を読む