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口の中にモノを入れるだけで読書のスピードが上がる

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読むのが遅くなってしまう主な原因のひとつに、文章を「頭の中で読んでしまう」ことがあります。これについては、別記事でも書きました。子どもの頃から身についてしまったクセのようなものなので、やめようと思ってもなかなかやめることができないものです。




小学生の頃では、教科書に書かれた内容をしっかりと頭で考えながら読むために「音読」はとてもよい習慣だったのかも知れませんが、言われなくてもしっかり読める大人にとっては、遅読の原因になってしまう、まったくもって「やっかい」なもの以外の何物でもありませんね。

「心の中で「呪文」を唱えることで読むスピードが格段に速くなる」では、ついやってしまう頭の中の音読を追い出すために、文章を読む際にあえて頭の中で数字や「あいうえお」などを唱える方法を紹介しました。

今回は、頭の中で繰り返してしまう音読を追い払うための別の方法を紹介します。

口にモノを入れておく

頭の中で文章を読み上げてしまうクセをやめるために、口の中に何かを入れておくという方法があります。

何でもいいですが、体に害のあるものを入れるわけにはいかないので、通常は食べられるものですよね。噛んでいるうちになくなってしまっては意味がないので、まあ、ガムや飴玉あたりが無難でしょうか。

文章を読む際に、何かで口をふさいでしまうと、脳内の活動が「発話」に関係する領域から離れることができるため、読んでいる文章そのものに注意を向けることができる、というのが理由なようです。

頭の中で文章を読み上げるクセから抜け出すことができれば、リーディングスピードが2倍から3倍も速くなるそうです。

もし、どうしても頭の中で音読するクセがやめられないのであれば、この方法を試してみるのもよいですね。