経口不活化ワクチン及びそれを提供するための方法

【公開番号】特開2013-55945
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【出願人】ハンター イムノロジー リミテッド

【要約】
【課題】微生物による粘膜表層の異常なコロニー形成に対して防御的な粘膜免疫反応を誘発するための経口不活化ワクチンで使用するための単細胞の微生物の分離体を選択するための方法を提供する。
【解決手段】抗原反応性細胞を活性化する微生物の複数の異なる分離体の能力を評価すること、各微生物の分離体におけるクリアランスデータを提供するために微生物による粘膜表層の感染を減じる分離体の効果を評価することを含む。さらにまた、粘膜表層の異常な微生物のコロニー形成に対して、経口不活化ワクチンを提供する方法が開示され、該方法は、抗原反応性細胞でIL-10及びIL-12の発現を誘発する微生物の複数の異なる分離体の能力を評価することを含む。ワクチンで活用するために、他の各分離体と互いにそれぞれ比較して、IL-10と相関するIL-12の最適な発現を誘発する、少なくとも一つの分離体が選択される。

II型肺胞上皮細胞活性剤

【公開番号】特開2013-56851
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【出願人】ニチニチ製薬株式会社

【要約】
【課題】経口摂取により、II型肺胞上皮細胞の増殖を活性化させ、インフルエンザや感染性の肺障害を治癒あるいは軽減させる方法、およびII型肺胞上皮細胞活性化剤薬剤の提供。
【解決手段】乳酸菌を経口摂取することで、II型肺胞上皮細胞の増殖を活性化させ、肺傷害を治癒あるいは軽減させる方法、およびII型肺胞上皮細胞活性化剤。該乳酸菌としては、Enterococcus属、特に、faecalis種であることが好ましい。

気管支感染症の治療法

【公開番号】特開2013-56947
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【出願人】ノバルティス アーゲー

【要約】
【課題】気管支上皮感染症の患者に対して、90~130mgのアミノグリコシド系抗生物質を、ドライパウダーエアゾル組成物として患者の気管支系に、20~36日間の第一治療期間中に1日1~3回投与することによる治療法を提供すること。
【解決手段】本発明の態様によれば、第一治療期間の後に第二の治療休止期間を設けることができ、その間は患者の気管支系にはアミノグリコシド系抗生物質は投与されない。悪性の感染症の治療に対しては、患者の気管支系へのアミノグリコシド系抗生物質投与による第一の治療期およびその後のアミノグリコシド系抗生物質を投与しない第二の治療休止期のサイクルを、抗菌効果が現われるまで2回またはそれ以上繰返して行うことができる。CF患者が罹患する感染症のような慢性感染症の場合では、この第一および第二の治療期のサイクルを、患者治療中に複数回繰返すことができる。

黄色ブドウ球菌に由来する菌血症関連抗原

【公表番号】特表2013-510188
【公表日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【出願人】ガイズ アンド セント トーマスズ エヌエイチエス ファウンデーション トラスト

【要約】
黄色ブドウ球菌のBAA抗原を、他の地方流行性の株および関連する株と比較してフィブロネクチンおよび他の細胞外基質タンパク質へのin vitro結合が増強された高度に菌血症性のMRSA株で同定した。BAAは、in vitroでフィブロネクチンに結合する、ファージにコードされた表面発現アドヘシンである。BAAはMRSA株のカテーテル関連菌血症の表現型の増強を引き起こし得るので、MRSA菌血症の予防のためのワクチン標的として有用である。

細菌感染の治療

【公開番号】特開2013-51965
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【出願人】エイアイ2 リミテッド

【要約】
【課題】本発明は、抗菌活性を示す、アポリポタンパク質由来ペプチドの繰返しを含むポリペプチド、及び前記をコードする核酸を提供する。本発明はさらに、そのようなポリペプチド、誘導体、類似体又は核酸の医薬としての使用を提供し、さらに細菌感染又は物体及び表面の細菌汚染の予防若しくは処理方法におけるそれらの使用も提供する
【解決手段】細菌感染を治療する医薬の製造のための、アポリポタンパク質の硫酸ヘパランプロテオグリカン(HSPG)レセプター結合領域に由来するペプチドの反復を含むポリペプチド、その誘導体又は類似体の使用。