変異型のKRASまたはBRAF遺伝子を含むがんの治療

【公表番号】特表2013-509451
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【出願人】セファロン・オーストラリア・ピーティーワイ・リミテッド

【要約】
本発明は、対象におけるがんを治療する方法を提供し、がんは変異型のKRASまたはBRAF遺伝子を含む。該方法は、有効量の抗体またはその抗原結合性フラグメントを対象に投与するステップを含み、ここで、抗体またはその抗原結合性フラグメントは、ヒト結腸がん細胞系Colo205に対する結合でSC104と競合する。

PSAの分析方法、及び前記分析方法を用いた前立腺癌と前立腺肥大症との鑑別方法

【公表番号】特表2013-509565
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【出願人】国立大学法人東京工業大学/コニカミノルタホールディングス株式会社

【要約】
前立腺癌と前立腺肥大症とを確実に鑑別することができるPSAの分析方法、及びPSAの分析キットを提供する。
本発明の課題は、β-N-アセチルガラクトサミン残基に親和性のあるレクチンと、PSAを含む可能性のある試料とを接触させ、前記レクチンに親和性のあるPSAの量を判定することによって解決することができる。この方法により、前立腺癌と前立腺肥大症との鑑別方法を提供することが可能である。

前立腺癌の予後の予測方法

【公開番号】特開2013-48561
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【出願人】国立大学法人秋田大学

【要約】
【課題】高い精度で前立腺癌の予後を予測する方法を提供すること。
【解決手段】前立腺癌の予後の予測方法は、前立腺癌患者から採取したゲノミックDNAについて、rs2891980、rs1805377、rs256550、rs256552、rs256564、rs256563、rs256567、rs1295686、rs20541、rs2162679、rs570730、rs10752126、rs569421及びrs2293554から成る群より選ばれる少なくとも1つSNPを調べることを含む。
【効果】本発明により、前立腺癌の予後を高精度に予測できる方法が初めて提供された。特に、好ましい態様では、上記14種類のSNPsを適切に組み合わせることにより、各SNP単独に基づくよりも遙かに高精度に前立腺癌の予後を予測することが可能である。また、血液検体を用いて行うことができるので、検査のための患者の負担はほとんどない。

遺伝子導入効率を高めたウイルスベクター及びその利用

【公開番号】特開2013-48618
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【出願人】公立大学法人大阪市立大学

【要約】
【課題】細胞(特に、癌細胞)に対する遺伝子導入効率を高めたウイルスベクターを提供することである。
【解決手段】エストロゲン応答配列を付加した外来遺伝子を組み込んだウイルスベクターは、細胞(特に、癌細胞)に対する遺伝子導入効率が顕著に向上しており、遺伝治療等の有用である。外来遺伝子が癌抑制遺伝子のp53遺伝子又はその変異体であり、ウイルスベクターがアデノウイルスベクターであり、エストロゲン応答配列が直接又はリンカー配列を介して付加。

特異的ヨウ素輸送体(NIS)をコードする組換えアデノウイルス

【公開番号】特開2013-48626
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【出願人】アバンテイス・フアルマ・エス・アー

【要約】
【課題】、腫瘍の遺伝子治療方法を提供する。
【解決手段】細胞中でのヨウ素の蓄積を促進するためのアデノウイルスベクターを使用した、腫瘍細胞中のヨウ素特異的キャリア(Na+/I-共輸送体)(NIS)をコードする遺伝子の挿入方法。また、nis遺伝子を含む複製用の欠陥組換えアデノウイルスならびに腫瘍細胞へのnis遺伝子の導入と代謝放射線治療法とを組み合わせた癌治療法におけるベクターの使用方法。