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バイオニュース
脳の活動領域から正直者と嘘つきがわかる?

 正直者と嘘つきで脳の活動領域に違いがあることを、京都大の阿部修士特定准教授らの研究チームが明らかにした。「側坐核」という領域の活動が活発な人ほど嘘をつく割合が高かったという。7日、米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス電子版に掲載される。
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「脳波」をつかった個人識別技術の開発

 音や画像に意識を集中したときに出る脳波を用いて個人の識別が可能になる技術を開発したと、富山県立大の唐山英明准教授(生体情報理工学)が発表した。従来の指紋認証などに比べて偽造や盗用される可能性が低い、新たな生体認証技術の実用化を目指す。
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小保方氏博士論文の調査報告書、早稲田大が全文を公開

早稲田大は19日、小保方氏の博士論文に関する調査委員会による調査報告書の全文を学内のホームページ上で公開した。
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小保方氏の会見「実験ノートは4、5冊ある」「実験は200回以上成功」「ほかにも成功したひとがいる」

 STAP細胞の論文問題で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダーが9日午後1時、大阪市内のホテルで会見を行った。小保方氏の会見は1月の論文発表以降ではじめてとなる。
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会見で配布された小保方氏のコメント全文

不服申し立てに際してのコメント

2014年4月9日

 この度はSTAP細胞に関する論文の作成に関し、私の不注意、不勉強、未熟さ故に多くの疑念を生み、理化学研究所及び共同執筆者の皆様をはじめ、多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを心よりお詫わび申し上げます。また、責任を重く受け止め、深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした。今日まで、筆頭著者である私から何も情報の発信が出来なかったことを重ねてお詫び申し上げます。
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小保方氏、理研の調査結果に不服申立を表明「驚きと憤りの気持ちでいっぱい」

 STAP細胞論文についての理研の調査結果に対し、当事者の小保方氏は承伏できず、近日中に不服申立をする予定であることを、理研のホームページ上で表明した。
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STAP細胞・論文問題に関する理研の最終報告、速報

 今日の午前、理化学研究所の調査委員会によるSTAP細胞論文の疑義に関する最終報告があった。
 小保方氏については故意による論文の捏造、すなわち研究不正行為があったことを認めたが、笹井氏、丹羽氏については不正行為はなく、小保方氏単独によるものであったと結論した。
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STAP細胞論文の疑義に関する調査中間報告の要旨

4 STAP細胞の論文に関して多数の疑問点が指摘されている問題で、理化学研究所は14日、東京都内で記者会見を開き、所内の調査委員会による中間報告を行った。

 今回、調査対象になった内容は6点あり、そのうちの2点についての判断を下した形だ。また、残り4点については調査を継続し、結論を得た時点で速やかに報告するとのことである。
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STAP細胞論文の不備について、小保方さんらのコメント全文

STAP現象に関する私共の論文の不備について多方面から様々なご指摘を頂いていることを真摯に受け止め、そのことが混乱をもたらしていることについて心よりお詫び申し上げます。 記事を読む

PM2.5、危惧される健康への影響
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中国のPM2.5汚染の現状と原因の紹介から始め、国内のPM2.5はほとんどがディーゼル排気微粒子(DEP)であることを述べ、PM2.5の人への健康影響と動物実験で知られている広範な健康影響を紹介。さらに、ディーゼル排ガスが気管支喘息の原因物質であることを証明した研究とその結果をもとに裁判で闘われた因果関係論争を紹介している。
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虚弱体質の子牛が生まれる原因遺伝子を特定。子牛の生存率アップへ

 岐阜県畜産研究所(高山市)は、虚弱体質の子牛が生まれる原因となる遺伝子を特定したと発表した。原因の遺伝子を持つ親同士の交配を避ければ発症を防ぐことが可能で、遺伝子の特定で子牛の生存率が上昇すると期待される。

 虚弱体質の子牛は誕生時の体重が通常の半分の十五キロ程度で、発育も遅れがち。研究所は健康な牛と遺伝子を比較し、虚弱な牛には遺伝子の一部の配列に異常があって、タンパク質をつくる際に必要なアミノ酸の機能が低下していることを確認した。

 虚弱な子牛は異常のある遺伝子を持つ親同士を交配すると四分の一の割合で生まれる。親の一方がその遺伝子を持っていなければ、生まれることはない。

 研究は、虚弱な子牛が特定の牛の子供に集中しているのではないかとの地元農家から指摘を受けて、二〇〇四年から開始。畜産技術協会付属動物遺伝研究所(福島県西郷村)と共同で、遺伝子の特定や診断法を確立した。

 今後は県内の牛の遺伝子診断を進める一方、原因の遺伝子の牛同士を交配しないよう農家に呼び掛けていく。

 国は今年四月、虚弱症状を肉用牛の遺伝病として公表。県内では年間約一万頭の子牛が生まれるが、その1%が虚弱症状で亡くなっている。

 出典 中日新聞

脳血管を紫色に光らせる色素を発見。脳障害の治療薬開発に・三重大

 脳の障害を治療する薬の開発に役立つ新たな蛍光色素を、三重大医学系研究科の田中利男教授(薬理ゲノミクス)のグループが開発し、二十三日発表した。新薬開発のための実験のスピードが少なくとも十倍以上加速することが期待できるという。二十一日付の米科学誌に掲載された。

 グループは、独自に開発した熱帯魚で実験し、五百種類の蛍光色素の中から、脳血管を紫色に光らせる色素を発見した。

 新たな色素は、熱帯魚に注射していた従来の色素と異なり、飼育水に加えるだけで使用できる。脳内に有害な物質が入らないようにする脳血管内の障壁「血液脳関門」に異常がある場合は、色素が漏れ出す従来の色素と同様の効果が確認できたという。

 グループによると、血液脳関門に異常があると、アルツハイマー病や認知症などを引き起こす恐れがあるという。

 田中教授は記者会見で「血液脳関門が悪くなると致命的だ。新薬開発の強力なエンジンになる」と話した。

 出典 伊勢新聞

山梨県で手足口病が大流行。2千人超える

 山梨県内の定点医療機関で今年、手足口病と診断された患者数が2067人に上り、記録が残る1990年以降最多となったことが、15日までの県のまとめで分かった。5~11日の定点医療機関当たりの患者数は17・92人で、6週連続で警報レベル(5人以上)。県の担当者は「近年にない大流行」と感染予防を呼び掛けている。

 5~11日の週に県内の24定点医療機関から報告があった患者数は430人。累積患者数は、90年以降で最多だった2011年の年間患者数(1774人)を上回った。

 5~11日の定点医療機関当たりの患者数は17・92人で、過去5年間で最も高い数値。保健所(支所)管内ごとにみると、峡北28・4人、富士・東部22・4人、峡東17・5人、中北13人で、4地域で警報レベルに達した。峡南は1人。

 手足口病は、口の中や手足などに水ぶくれ状の発疹が出るウイルス性の感染症。5歳以下の乳幼児の感染がほとんどで、例年、患者の9割前後を占める。感染した人の唾液や便などで拡大する。県健康増進課の担当者は「うがいや手洗いをしっかりするなど、感染予防策を取ってほしい」と呼び掛けている。

 出典 山梨日日新聞

高松で「サソリモドキ」が見つかる。猛暑が影響か

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 香川県高松市内の民家の玄関先で、熱帯から亜熱帯に生息するとされるクモの仲間「サソリモドキ」が見つかった。6月上旬には綾川町でも発見されており、関係者は「生態がよく分かっていないが、温暖化による猛暑も影響しているのでは」と首をひねっている。

 サソリモドキに毒腺はないが、サソリのような大きなはさみと長い尾があるのが特徴。クモ網サソリモドキ目に属する節足動物で、熱帯から亜熱帯に分布する。国内では主に沖縄や九州で生息しており、四国での観察例は少ないという。

 見つかったのは、同市出作町の無職、野口直樹さん(62)の自宅玄関先。7月29日午前7時ごろ、庭の水やりに出た際、全身が黒っぽいサソリのようなものを確認。体長は尾部も含めて10センチ程度で、既に死んでいたという。

 瀬戸内むしの会の出嶋利明会長は「繁殖の形態を調べる上で貴重な発見」としている。

 出典 SHIKOKUNEWS

浜名湖産ノコギリガザミから規制値を超える貝毒

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 県は6日、浜名湖で採取されたノコギリガザミ(ドウマンガニ)のカニみそから、国の規制値を上回るまひ性貝毒を検出したと発表した。本県産ノコギリガザミで、規制値を超えるまひ性貝毒が検出されたのは初めて。県水産振興課によると、直ちに健康被害が出る高い数値ではないが、大量に摂取すると、口がしびれるなどの症状が出る恐れもあるという。
 県は水揚げした浜名漁業協同組合(浜松市)に対し、生態が似たガザミ、イシガニを含めて漁や出荷の自粛を要請した。同漁協は市場で6日からカニ類の取り扱いをやめ、出荷先に販売禁止を求めている。
 規制値を超えたノコギリガザミは、7月23日に浜名湖東側の白洲地域で採取された。県が8月6日に調べ、カニみそから規制値の約1・6倍となるまひ性貝毒の検出を確認した。県はカニ類の検査回数を週1回に増やし、3回連続で規制値未満になるまで、同漁協に自主規制を求める。
 ノコギリガザミは地元を中心に高級食材として知られる。浜名湖で年間4トンの水揚げがある。
 出典 アットエス