脳科学などバイオ研究のニュースや話題 11.23 Thu
脳科学
自分の話がウケたときに起こる脳内のメカニズムが明らかに

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自分が話した内容が相手に「ウケた」とき、脳内ではどのようなメカニズムが働いているのでしょうか。ここにはお金や褒めなどにも関わる「報酬系」と呼ばれる脳内の機能が関係していました。
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大脳を支える基本的な単位回路が発見される

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人間の大脳は100億個以上もの神経細胞からなる、とても複雑な構造をもった組織です。大脳の神経回路の構造については、これまでにさまざまな研究がなされてきましたが、その複雑さゆえか、いまだに不明な点が数多く残されています。
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「風邪を引くと弱気になる」には生理学的メカニズムが存在した

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風邪を引いたり病気になるとメンタル的にも弱気になって、不安や恐怖を感じやすくなるものです。病気になると心が弱くなることは、単に気持ちの問題なのでしょうか。実はそうでもないことがわかってきました。免疫システムと神経系との関連から、病気と不安とのつながりが見えてきました。
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ギャンブル依存は性格によるのか、脳の機能によるのか

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ギャンブル好きは性格なのか、あるいは脳の働きに起因するのだろうか。この問題についての研究結果が発表されています。
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脳のサイズはオスが大きいが神経細胞の数はメスが上回る

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男と女では体の構造やサイズに違いがあるのは誰でも知っていることです。では、脳に男女差はあるのでしょうか。
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脳内のコンドロイチン硫酸が脳の成長期をコントロールしている

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新潟大学の研究グループが、脳内のコンドロイチン硫酸の量に応じて、神経回路の成長期がコントロールされることを発見しました。

少量のコンドロイチン硫酸に子どもの脳の成長期を促す作用があることが解明されるとともに、病気の治療法開発にもつながる可能性があると期待されます。

脳が発達する臨界期

子どものころは一般的に、大人になってからと比べて外国語やスポーツ、音楽などさまざまなことを習得するのが早いものです。

この理由は、大人と比べて雑念がないということもあるかも知れませんが、神経回路を活発につくる「臨界期」と呼ばれる成長期があるからです。

子どものころ、目でみた情報は大脳の視覚野に送られますが、臨界期に片目をふさいでしまうと、ふさいだ方の目からの情報よりも開いた方の情報を多く受け取るように神経回路が作り変えられます。その結果、ふさいだ方の目は視力が弱くなり、大人になってからも回復しないことが知られています。

このように、子ども時代には「臨界期」と呼ばれる脳の仕組みが存在しています。

臨界期には興奮性と抑制性の神経細胞が働く

これまでの研究では、臨界期が現れるときに抑制性の神経細胞と興奮性の神経細胞がうまくコントロールされていることがわかっています。車で例えると、ちょうどブレーキとアクセルの関係に例えることができます。

また、研究結果から大脳の「PV細胞」と呼ばれる抑制性神経細胞の一つでは、「コンドロイチン硫酸」を豊富に含む網目構造が構築されることが明らかになっています。

この網目構造は、大人の脳で神経回路の形成を抑制することが報告されており、臨界期の子どもにおいても少量のコンドロイチン硫酸が存在することがわかっており、研究グループは、この少量のコンドロイチン硫酸が臨界期の誘導に必要であることを解明しました。

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脳内コンドロイチン量で臨界期の始まりを終わりが決定(画像:新潟大学)

臨界期をコントロールして病気の治療に

臨界期は、神経回路が集中的に作られる脳の成長期と考えられます。もし臨界期をコントロールする仕組みの全容が解明されれば、大人の脳に臨界期を安全に誘導することで、脳機能の再建など新しい治療法の開発につながる可能性があります。

また、近年では臨界期やPV細胞の機能異常が精神疾患の一因になることが指摘されています。将来的にはコンドロイチン硫酸によるPV細胞の機能の改善が、精神疾患の症状の軽減にもつながるのではないかと期待されます。

目標に向かって「やる気」を持ち続ける脳の仕組みが明らかに

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目標に向かって行動を開始して達成するための「スイッチ」についての脳のメカニズムが慶應義塾大学などの研究チームが解明しました。適応障害や強迫性障害、あるいは注意欠陥多動性障害などの理解にも役立つ可能性があります。
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自閉症児は音楽の好みが「早熟である」可能性がある

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自閉症の子どもは音楽の捉え方に特徴があることが霊長類研究所の研究グループによって明らかになりました。自閉症児はいわゆる「不協和音」の捉え方に関して、ある意味では早熟した音楽的好みをもっていることが示されました。
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冷暖房は風がないタイプの方が脳は平穏でいられる

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季節にかかわらず室温を調整するのにエアコンを設置している住宅は多いと思います。クーラーの効かせすぎによる体への悪影響が指摘されることが多いですが、今回紹介する研究はまた別の話です。エアコンから吹き付けられる「風」が脳に与える影響についての研究結果が発表されています。
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食欲がコントロールできない「レプチン抵抗性」のメカニズムが明らかに

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人間や動物は本来、食べ過ぎると食事を抑制する働きが脳内に備わっています。そのため、過食による体重の増加や肥満は自然と抑えられるはずでず。ところが、「レプチン抵抗性」と呼ばれる現象が起こると、食べ過ぎを抑える脳の仕組みが損なわれてしまいます。
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