バイオ研究を紹介するネットメディア 9.20 Thu
脳科学
睡眠を取ると記憶力が高まる海馬のメカニズムが判明する

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記憶力を高めて効率よく学習をするためには睡眠が大事だということはよく言われていますね。ではいったいなぜ睡眠が必要なのか。そこには記憶を高める「クールダウン」のメカニズムが存在することが脳の研究から明らかにされています。
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サイコパスが「平気で嘘をつく」メカニズムを囚人で解明する

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サイコパスは平然と嘘をつくとされていますが、その背景にある心理学的なまたは神経科学的なメカニズムは明らかにされていません。今回、囚人を被験者とした実験でサイコパスのメカニズムを解明する研究が発表されました。

「サイコパス」は反社会性パーソナリティ障害として分類されており、良心の呵責や罪悪感、共感性の欠如といった特徴があることが知られています。

サイコパスは「平気で嘘をつく」ともされていますが、その背景にある心理学的あるいは神経科学的なメカニズムについては解明されていません。

しかしサイコパスの研究を進めようとしても、は全体の1%しかいないとされており、実験参加者を集めるのが難しいといった問題があります。

ところが、刑務所に収監されている囚人では15から25%がサイコパスであるという報告があります。

そこで京都大学などの研究チームは、米国ニューメキシコ州にある刑務所に収監されている囚人を対象として、モバイルMRI装置を使った脳機能画像解析の研究を行いました。

実験では、嘘をつく割合を測定できる心理学的な課題を実施しているなかで機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を使って脳の活動を測定しました。

サイコパス傾向と反応時間及び前部帯状回の活動との負の相関(京都大学)

サイコパス傾向と反応時間及び前部帯状回の活動との負の相関(京都大学)

その結果、嘘をつく割合が高い囚人では、サイコパス傾向が高い人ほど嘘をつくときの反応時間が速い傾向があることがわかりました。また、葛藤の検出など心理過程に関係するとされる前部帯状回の活動が低いことも明らかになりました。

これらの結果から、サイコパスは嘘をつくときに「ためらい」がなく、そして半自動的に嘘をついてしまう傾向があること、そしてその背景には前部帯状回の活動低下があることがわかりました。

しかし今回の実験では「嘘をつく相手に何らかの損害を与える」という側面がなく、サイコパスが他者への共感性が欠如しているという知見を踏まえると、これらの影響を考慮する状況の方が妥当ともいえます。

そこで、研究グループはさらに違った条件設定での課題についてもアプローチしたいとしています。

縄文人と8千年前のラオス人のゲノム配列がとても似ていることが判明する

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日本列島や東南アジアから出土した人骨のゲノムを解析する研究から、日本人の由来に関する有力な知見が得られたようです。約2千年前の日本で生きていた女性と最も似ていたのは、現在の「ラオス」に8千年前に生きていた人だという。
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ツーペダル操作よりワンペダル操作のほうが運転が楽しいことを日産が証明する

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日産自動車と産業技術総合研究所が共同で、自動車の運転において「ペダル操作」の違いがどのように脳と心に影響を与えるかについての実験結果を発表しています。
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高齢者は赤信号が続くとイライラしやすいことが判明する

高齢者と若者を対象に運転シュミレーターの実験をしたところ、高齢者は赤信号が連続して続くと怒りを感じることが、心理実験や脳計測によって明らかになりました。また、実行機能が弱い高齢者ほど怒りやすいことも判明したようです。
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脳の海馬が記憶容量を保ち続ける仕組みが解明される

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脳の海馬がもつ記憶容量はそれほど大きくはないにも関わらず、なぜ記憶を獲得して蓄え続けることができるのでしょうか。その答えを富山大学の研究グループが発見しました。そこには記憶力の低下予防に運動が役立つ理由もかくされていました。
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マインドフルネスが幸福感を高める脳のメカニズムが解明される

近年はストレス軽減や集中力の向上、あるいは幸福感を高めてくれる効果が得られるとして「マインドフルネス」が注目されています。しかし、マインドフルネスを実践しているときに脳内ではどのようなことが起こっているのでしょうか。京都大学の研究グループは、「機能的結合性解析」という手法を用いてマインドフルネスのメカニズムを解明しています。
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顔写真に「水玉模様」を貼り付けたコラージュ「ハスコラ」がなぜ気持ち悪く感じるかについて、心理学やデザインの観点から検討した結果を筑波大学の研究グループが発表しています。
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作業記憶(ワーキングメモリ)に前頭葉のヒスタミンH3受容体が関係していることがわかりました。「頭の回転の速さ」とヒスタミンの関係や認知機能障害の新たな治療法について研究が進む可能性があります。
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セロトニンは未来を信じて辛抱強く待ち続ける力を強くする

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日常生活やビジネスの現場では「辛抱強く待つ」ということがとても重要なケースがあります。報酬が得られる可能性や、その時期がわからない状況で、脳はどのようにして長く待つことを可能にしているのでしょうか。どうやらここでも「セロトニン」が活躍しているようです。
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デジタルカメラはカラー写真を作り出すために、カラーフィルターを使って光を赤色、緑色、青色に分解して認識し、それらの組合せによって表現しています。人間の場合もまた同様に、いくつかの色の組合せとして認識していることが明らかになっています。
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