バイオ研究を紹介するネットメディア 5.20 Sun
バイオコラム
睡眠呼吸障害が高血圧と関連している

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睡眠中に呼吸パターンが乱れる「睡眠呼吸障害」が高血圧に関連するけれども、短時間睡眠は高血圧と関連がないことが調査によって明らかにされています。
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ホモ・サピエンスが生き残った要因は小脳の大きさ?

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われわれ人類、つまり「ホモ・サピエンス」はどのように進化してきたのか。かつては、ネアンデルタール人から進化を経て生まれたと解釈されていましたが、現在では両者は5千年もの間、はヨーロッパにおいて共存していたと考えられています。今から、およそ4万年前のことです。
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時間をかけて熟考してからの失敗が、高い学習効果を生む

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学校の定期試験や受験、あるいは資格試験などで最も重要な勉強法のひとつに、「問題を解く」ことが挙げられます。

問題を自分の力で解答したのちに正解を確認して、自分の中で間違っていた記憶や解法を修正していくことで、着実に学習を進めていくことができるからです。
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サルは温泉入浴で冬のストレスを軽減していることが判明する

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温泉につかるニホンザルの姿は日本では有名ですが、どうやら温泉に入ることで実際にストレスを緩和していることが明らかになりました。ストレスホルモンの濃度を下げる効果があるようです。

温泉に入るニホンザルは海外でも「スノーモンキー」と呼ばれているようです。長野県の地獄谷野猿公苑に住んでいるニホンザルが有名ですが、京都大の霊長類研究所の研究グループがはじめて温泉入浴の効果を科学的に検証しました。

ニホンザルの温泉入浴

ニホンザルは長くて高密度な冬毛をもっており、とても寒い日本の冬でも体温を維持することができます。

ニホンザルの温泉入浴については、今から50年以上も前の1963年にはじめて観察されました。餌付けをしていた旅館「後楽園」の露天風呂でメスの子ザルが温泉につかっている姿が目撃されたようです。

この行動はほかのサルにも広がっていき、群れのメスザルの3頭に1頭は定期的に温泉を楽しむまで流行しているとのこと。ただし、大人のオスはあまり温泉に入らないようです。

このようなニホンザルの温泉入浴については、からだを温めることが目的と推測されていますが、裏付けとなる科学的な、生理学的なデータはこれまで得られていませんでした。

ストレスホルモンの減少

ニホンザルの温泉入浴の効果について詳細に調べるため、研究グループは12頭の大人のメスザルを対象に調査しました。4月から6月にかけての出産シーズン、10月から12月の交尾シーズンについて、温泉につかる時間を調べました。

その結果、春よりも冬、とくに寒さの厳しいシーズンに頻繁に温泉に入ることがわかりました。

次に入浴とストレスホルモンの関係について調べました。冬の寒いシーズンに糞を採取して、ストレスホルモンの代謝産物である「グルココルチコイド」の濃度を調べました。

その結果、入浴がしていない週と比べてグルココルチコイドの濃度が低いこと、さらにこの濃度の違いは冬期にのみ有意な差がみられました。つまり、春のシーズンでは入浴の有無でグルココルチコイド濃度の差は出てこないということです。

このことから、ニホンザルは温泉入浴によって冬の寒さによるストレスを緩和していることが明らかになりました。

ちなみにニホンザル社会で高順位にあるメスほど長い時間にわたって温泉に入ることができるようです。

そのため、高順位のメスほどストレスホルモンの濃度を下げることができる優位なポジションに君臨することができますが、一方では高順位のメスほど頻繁に攻撃的な争いに関わることが多いため、ストレスホルモンのレベルは高くなる傾向があるようです。なかなかうまくはいかないようです。

また、地獄谷には毎日、平均で500人ほども観光客が訪れてサルの姿を観察しています。これらの観光客はサルたちにストレスを与えているかどうかが心配になります。

ところが、観光客が原因となるストレスについて調べてみたところ、ストレスホルモンの上昇は見られなかったようです。観光客に見られることについては、サルたちはとくに気にしていないようです。

よりハードな仕事は老兵が担うシロアリ社会

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アリやハチなどの昆虫は複雑な「社会生活」を営んでおり、それぞれの個体の年齢によって担当する仕事の内容が違っています。このような「齢分業」にはどのような意味があるのでしょうか。
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シソに含まれる香気成分に腸炎を抑える効果を確認

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蚊は液体のエサを飲み込むときに2つのポンプを巧みに使い分けることで、さまざまなエサを上手く飲み込むワザを身につけていることがわかりました。
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英文を処理するやり方は男女で違う、文法優先かことばの意味優先か

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脳の活動においていくつかの男女差がみられることは、さまざまな研究から明らかになってきており、また実際の生活においても男女の違いをさまざまな場面で感じることがあります。
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学習や記憶力を高めるために海馬グリコーゲン量を増加する方法

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「同じ量を分ける」か「同じ量になるように分ける」か、どちらの平等を選ぶ?

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睡眠や休息が十分なのに疲れが取れないのは「脳」が疲れているかも

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十分に休んでいるつもりなのに、溜まった疲れがとれないことはありませんか?十分に睡眠を取ったり、あるいは休日にじっくりと体を休めているはずなのになんとなく疲れが取れていないときは、「脳」が疲れているのかも知れません。疲れがどうしても抜けないときは、「マインドフルネス」が脳に休息を与えてくれます。
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サリドマイドによる催奇形性はなぜ左手型なのか、分子レベルで解明される

サリドマイドで「左手型」のみの分子が催奇形性を誘発する原因について、奈良先端科学技術大学院大学の研究グループが分子レベルで解明しました。
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天狗のように長い鼻をもつ「テングザル」。いったいなぜ彼らの鼻はそれほど長いのか―この疑問に対する答えがわかったようです。彼らの鼻のサイズは、まさに「オトコマエ」の象徴であったという話です。
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ネコにも「利き手」があることが判明

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わたしたち人間には「利き手」というものがありますが、これはほかの動物たちでもいくつかの種で確認されています。そして、わたしたちの家族の一員にもなれる「ネコ」にも利き手の存在があるという。
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