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「戻り読み」をやめるだけで読むスピードがかなり改善される

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文章を早く読むためのコツや方法はいろいろとありますが、ここではシンプルだけど非常に大事な「約束事」について挙げておきます。それは、「決して戻らない」ということです。




スピードが遅くなる最大の原因

なぜ文章を読むのが遅いのか。一字一句じっくりと読んでしまう、頭の中で読み上げてしまう、途中で集中力が切れてしまっている、文字を目で追うスピードが遅い、などなど。

このように、いろいろと原因は挙げられますが、最大の原因となっている行為はほかにあります。シンプルで一般的だけど、非常に大きな問題となる行為は、一度読んだ箇所を読み返すことです。

読み返す長さは、ほんの短い単語レベルかも知れないし、あるいは数段落にわたる長い文章かも知れません。

これは誰にでも起こることですが、しかしこの「前に戻って読み返す」という習慣は本当にやっかいです。もし、読書のスピードを上げたいのであれば、この習慣と戦っていかなければなりません。

認識して、そして意識してやめる

まずはじめにすべきことは、この行為を実際に行ってしまっていることを自分で認め、そして本当にやっていることを認識する必要があります。

もし自覚することができたら、次はその行為を単に「やめる」ことができます。これだけで、かなりスピードを上げることが可能になります。

絶対に「戻り読み」をしないと心に誓ってから読み始めることで、かなり改善されますが、他にも指で文章をなぞる方法もまた有効です。そのときは、常に指に従うように心がけることが大事です。

指を使って読む方法の有効性については、以前の記事でも書きましたが、戻り読みをやめるためにもかなり効果があります。

そういう意味では、速読を身につける最も最初にすべき方法としておすすめできる方法ですね。