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獲物を「狩る」衝動のスイッチをマウスで特定

 マウスが獲物を狩る衝動を起こすスイッチとなる神経を特定したと、米エール大の研究グループが科学誌「セル」で発表した。人間にも存在する神経だという。

 研究グループは、マウスの脳神経の一部を刺激したところ、エサのコオロギだけでなく、目の前にある棒きれや瓶のふたに対しても激しく噛みつくようになった。ただし、ほかマウスを攻撃することはなかった。

 また、この反応は空腹なときほど激しいことから、食べものを獲得しようとする衝動と関係している可能性があるという。

 人間の脳にも同じ神経があるが、狩りをしなくなったためにどのような反応が起きるかは不明だとしている。

参考:47NEWS