集中している時に活動している脳の状態を測定できる方法を開発したと、ファンケルが発表しました。集中力を評価できる簡便な方法に応用できるとしています。
集中力を発揮するときに重要な脳の機能は、一定時間にわたり注意を向ける「持続的注意」と、不適切な行動を抑える「反応抑制」です。
研究では、集中力が必要な作業と集中力が必要な作業を行っている時の脳の血流量の変化を光と歩グラフィ装置で比較しました。
その結果、集中力が必要な作業時では特定の脳の領域で大きな血流量の増加が確認されました。また、同時に脳波を測定したところ、持続的注意と反応抑制に関わる脳波が大きくなり、両機能が高まることもわかりました。
今回の結果から、光と歩グラフィ装置で脳血流の増加が確認された領域が集中力に関与する脳梁域であることが確認され、集中力の測定に応用できることがわかりました。