口臭に対する意識やケアの程度は国によってさまざまでしょう。それでは、日本人のオーラルケアは海外の人々にどのように映っているのでしょうか。お風呂好きなどどちらかというと神経質な気質をもつ日本人ですから、もちろん完璧だと思いがちです。ところがアンケートの結果からは、意外な事実がわかりました。
歯ぐきの健康を推進する「オーラルプロテクトコンソーシアム」が8月に「オーラルケアの実態に関する意識調査」をインターネットで実施しました。
日本に住む外国人100名を対象に「日本人の口臭についてどう思っているか」について調べた結果です。まずはじめに「日本人の口臭にガッカリした経験があるかと尋ねてみたところ、
まさかの7割超の外国人が、「ガッカリした」と回答しています。
さらに、「あなたは日本人にオーラルケアを徹底してほしいと思いますか」とたずねたところ、
「非常にそう思う」と「そう思う」を合わせるとやはり7割超の外国人が、日本人にオーラルケアをしっかりやってほしいと考えていることがわかります。
日本人は、それほど口臭に無頓着な方なのでしょうか。
平成23年の「歯科疾患実態調査」によると、小中学生の約4割、大人の約5割が歯肉炎の症状をもっているそうです。一方、「オーラルケアの頻度」の調査では十分なケアを行っているという結果もあります。オーラルケアに無頓着というよりも、もしかするとオーラルケアのやり方が正しくないのかも知れません。
近年は「超音波歯ブラシ」など、日本ならではのハイテク歯ブラシが広まっています。しかし正しい歯磨き方法を実践しなければいくら振動速度が速くても意味がありません。いま一度、「正しい歯磨き方法」を確認してみるのもよいかも知れませんね。
(via マイナビ)