紙面に「ジャストフィット」する蛍光ペン、アイライナーの技術を応用して開発

蛍光マーカーを使ったときの裏写りや、突然やってくるインク切れ、あるいは筆箱のなかのインク漏れなどの心配を一切する必要がない鉛筆タイプのマーカーを以前の記事で紹介しました。しかしゼブラは、違った形で進化形の蛍光マーカーを開発しています。

アイライナーからヒントを得た蛍光ペン

蛍光ペンでマークしたときの「裏写り」は、辞書などの薄い紙にマークするときによく起こります。紙が薄いことが原因なのはもちろんですが、紙面が平面じゃなく、たわんで曲がっている面にマークするときに発生する「インクだまり」が悪さをします。

そこで、新しく開発した蛍光ペンでは、ペン先に柔らかいナイロン素材を使っていて、分厚い辞書などの曲面でもうまくフィットします。

形状もうまく考えられており、先端に近づくについれて薄くなっていく独特の「はけ状」になっています。軽い力でもしなりやすく、最初から最後まで線の太さが変わることなく、並行できれいに書けます。

ペンと紙面が接する面積が広くなるので、引き終わりにインクだまりができにくく、裏写りがしにくいというわけです。

グロスやアイライナーなど、複雑な立体の曲面がある顔にムラ無くキレイに塗る必要がある化粧品の技術を応用したそうです。

インクもこだわっており、乾くと水に濡れても流れにくい耐水性のタイプのインクを使っており、鮮やかな発色が長続きするとのこと。ちなみに、感熱紙に使っても変色が少ないという。

鉛筆タイプの蛍光マーカーもいいですが、分厚い辞書や参考書などに使うのなら、こちらのインクタイプの蛍光マーカーもいいですね。