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人の命をあずかる医師はいつも命がけ? 医師の8割が暴言や暴行を受けている

暴言や暴行を受ける医者が多い

 医師は職業柄、毎日さまざまな患者と接することがありますが、多くの医師が日常的に患者や家族から暴言、暴行を受けているようです。




 医師のコミュニティサイト「メドピア」が、登録している医師を対象としたアンケートを実施しました。今年6月に行われた調査に、3880人の現役医師が回答しました。

 ――患者さんやそのご家族から「暴言」や「暴行」を受けた経験はありますか?

 なんと、60.0%が「暴言を受けたことがある」と回答しており、「暴言・暴行を受けたことがある」は18.1%でした。「まったくない」と回答したのは21.9%のみです。

 実に8割の医師が、なんらかの暴言や暴行を受けた経験があると回答しています。

 暴言を受けた相手については、「認知症患者」「精神病患者」「酔っぱらい」が多く、また「待ち時間が長かった時」という回答が目立ったそうです。

 暴言だけではなく、ときには暴行を受けることも。「精神科では必ず遭遇する」「救急外来、精神科でアル中に殴られた」「救急現場では暴言はよくある。胸ぐらをつかまれることもしばしば」といったように、精神科や救急で特に多いようです。

 また、「命の危険を感じることもあり、何度か医師を辞めようと思った」という整形外科医の回答もありました。命の危険を感じるほど、かなり切迫した経験をしているようですが、整形外科医という職業からひょっとしてヤ○○屋さんの方々とのトラブルでもあったのではないかと想像してしまいます。

 医師は人の命をあずかる職業ですが、その一方で、自分の命も危険にさらされるリスクのある、本当に大変な職業であることが、アンケート結果からわかりますね。

(via JCASTニュース