タッチパネルによる簡単な操作で、排尿回数や排便の状態を記録してかかりつけ医に自動送信するスマートデバイスを、北海道大の篠原信雄教授と山本強教授が共同で開発した。
急速な高齢化が進むなか、頻尿や慢性の便秘など排泄の悩みをもつ高齢者は30%を超えており、QOLに重大な影響を及ぼしている。
新しく開発したスマートデバイス「かわや日記帳」は自宅トイレに簡単に設置でき、トイレ入退室時の検出や排尿・排便時の生活音の記録、タッチパネル操作による便形状の記録などができる。
得られたデータはリアルタイムでかかりつけ医に自動送信される。また、家族も容易に排泄状況の確認ができるため、介護の助けにもなると期待される。
(via 北海道大学)