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ホホジロザメの母親は子宮内でミルクを出して育てる

 ホホジロザメの母親は子宮内でミルクを出して赤ちゃんを育てていることが、沖縄美ら島財団の研究でわかった。サメで確認されたのははじめてだという。

 2014年、読谷村沖の定置網で死んでいた妊娠初期の雌を解剖し、子宮内で赤ちゃん6匹と脂質を多く含むミルクを確認した。

 さらに16年には、妊娠後期の雌の解剖で、ミルクを出していた子宮内の突起が酸素を供給する形に変化しているのを確認した。この時期の赤ちゃんは、母親が供給する無精卵を食べて育つという。

参考:沖縄タイムズ