人体には無害な青色の光を使った照明器具「Indigo-Clean」というものがあるらしい。何が特別かというと、光で除菌をしてくれてキレイな部屋を保ってくれるという。
殺菌用のライトというと、紫外線ライトが一般的には使用されます。ところが、紫外線は人体にも直接影響があるため、もちろん部屋を照らすライトに使用するなんて、とんでもない話。
照明器具メーカー「Kenall Manufacturing」が製造する「Indigo-Clean」は、紫外域ではなくギリギリ可視光に含まれる波長405ナノメートルの光を利用するとのこと。
可視光ですが、もちろん光は青みがかって見えるため、照明器具としては好みが分かれるかも知れません。
それにしても405ナノメートルの光は本当に除菌に効果があるのでしょうか。
このHINSの光が菌の分子内に吸収され、化学連鎖反応を開始。菌の成長と繁殖を食い止め、最終的に滅菌することができます。
ということのようですが、どうやら微生物に含まれる「ポルフィリン」が関係するようです。細菌が産生するポルフィリンに405ナノメートルの光を当てると活性酸素が発生しますから、どうやらこの活性酸素で細菌を殺す効果があるようです。
部屋のなかはクリーンな空間が保てる可能性はありますが、しかしこの光を長時間浴び続けて皮膚表面の常在菌の分布が変わってしまう影響がちょっと心配ではありますね。
参考:ギズモード