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脳の神経細胞に出入りするカルシウムが睡眠の長さを制御

 脳の神経細胞に出入りするカルシウムによって睡眠の長さが制御されていると、東京大の上田泰己教授らの研究グループが科学誌「Neuron」で発表した。不眠症や睡眠障害が関係する精神疾患の治療につながるという。

 研究グループは、睡眠時に生じる特有の脳波にカルシウムが関与すると予測して実験を行った。

 神経細胞にカルシウムを取り込めないマウスでは睡眠時間が1~2割短く、カルシウムを排出する働きを弱めると1割ほど長く眠ることがわかった。

参考:47NEWS