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チンパンジーは野菜の鮮度を明るさで判断できる

 チンパンジーは野菜の鮮度について、色がなくても光が当たったときの艶や影など見た目の明るさ(輝度)で判断できると、新潟国際情報大の伊村知子准教授らの研究グループが発表した。




 研究グループは、チンパンジー3頭にキャベツの葉の写真を見せた。時間経過によって劣化するキャベツの葉の写真を、1時間後から32時間後まで計10枚をカラーで撮影した。

 2枚ずつ5組に分けてチンパンジーに見せ、新鮮な方を選ばせたところ、正答率は84%だった。

 次にカラー写真を白黒に変えて明るさだけで判断できるかを試したところ、正答率は81%とカラーの場合と変わらないことがわかった。

 人間も鮮度を判断する際に色覚だけでなく輝度を利用することが確認されているが、チンパンジーも明るさに基づいて判断することが明らかになった。

参考:新潟日報