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葛西臨海水族園のマグロ大量死、ウイルスの特定には至らず

 昨年12月下旬から東京都・葛西臨海水族園でクロマグロなどが大量死している問題で、同園は3日に病理検査を行っている3つの研究機関による調査の現状を報告した。

 報告によると、死んだ魚の肝臓などに病変がみられるが、依然としてウイルスの特定には至っていないことが明らかになった。1月20日に死んだクロマグロなどの脾臓から検出されたウイルスは、海産養殖魚が感染しやすいマダイイリドウイルスや、ウイルス性神経壊死症を発症するウイルスではなかった。

 同園では、昨年11月1日の時点で69匹飼育していたクロマグロが大量死し、現在は2匹だけとなった。また同じ大水槽で飼育されていたハガツオ38匹やスマ52匹は1月中に全滅した。

参考:スポーツ報知