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バランスのよい食事をとると循環器疾患の死亡リスクが低下

 バランスの良い食事をとる人は死亡リスク、特に脳血管疾患による死亡リスクが低下するとの調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームが発表した。

 研究チームは、循環器疾患、がん、肝疾患のない40~69歳の男女約7万9600人を対象に、平均約15年間にわたって追跡調査を実施した。

 2005年に厚生労働省と農林水産省は「何をどれだけ食べたら良いのか」についての目安を示す「食事バランスガイド」を策定している。

 調査では、食事内容についてのアンケート調査の結果に基づいて、食事バランスガイドの遵守度と死亡との関連を検討した。

 その結果、食事バランスガイドの遵守得点が高い人ほど循環器疾患による死亡リスクが低下し、特に脳血管疾患のリスクが低いことがわかった。

 魚や肉の摂取量が多いと脳血管疾患のリスクが低いとする国内外の研究データを支持する結果だという。

参考:国立がん研究センター