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愛情ホルモン「オキシトシン」がアスペルガー症候群の症状を改善

 愛情ホルモンとも呼ばれている「オキシトシン」を鼻から吸収させ続けると、アスペルガー症候群などの成人男性の症状が改善したと、東京大などの研究チームが英科学誌で発表した。

 ホルモン「オキシトシン」は陣痛促進剤などとして使用されているが、相手の表情から感情を読み取りやすくなる効果もあるとされている。

 研究チームは、アスペルガー症候群や自閉症など、コミュニケーション障害を主な症状とする「自閉スペクトラム症」と診断された男性20人に対し、オキシトシンまたは偽薬を1日2回、6週間ずつ鼻にスプレーで吹きかけて効果を比較した。

 その結果、20人のうち18人は、オキシトシンを使ったときに、話しかけても小さい声で無表情に話していたのが笑い返したり、声に抑揚がついたりするようになった。また、相手に合わせてうなずく回数も増えたという。

 MRIで脳を調べたところ、他人の感情を理解する働きなどに関与する脳の領域の活動が活発になっていたという。

 東京大の山末英典准教授は「人数をさらに増やし、安全性や効果が持続するか検証していく」としており、すでに計114人を対象とした臨床研究を始めている。一方、オキシトシンには子宮収縮作用があるため、女性は研究の対象としていない。

(via 朝日新聞

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