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高齢者は赤信号が続くとイライラしやすいことが判明する
高齢者と若者を対象に運転シュミレーターの実験をしたところ、高齢者は赤信号が連続して続くと怒りを感じることが、心理実験や脳計測によって明らかになりました。また、実行機能が弱い高齢者ほど怒りやすいことも判明したようです。 記事を読む
脳の海馬が記憶容量を保ち続ける仕組みが解明される
1 脳の海馬がもつ記憶容量はそれほど大きくはないにも関わらず、なぜ記憶を獲得して蓄え続けることができるのでしょうか。その答えを富山大学の研究グループが発見しました。そこには記憶力の低下予防に運動が役立つ理由もかくされていました。 記事を読む
宇宙飛行士の眼に異常が生じる原因は「脳の上方への移動」
1 宇宙空間に長く滞在する宇宙飛行士の眼球に異常が生じる現象について、京都大の研究グループがその原因を明らかにしました。これまでに言われてきた脳髄液圧の上昇ではなく、「大脳の上方への移動」が本質的な原因だと指摘しています。 宇宙空間は地表のおよそ100分の1という微小重力であるために、宇宙飛行士の身体にはさまざまな変化が生じてきます。足腰の筋力が衰えるだけではなく、大脳や視神経など体内においても異常が出ることが最近では知られています。 それらの例の中で、眼球の後部がつぶれて眼球と脳をつなぐ視神経の周辺組織が変形することが報告されています。 1 地上へ帰還後6日目の宇宙飛行士の眼球周辺 MRI 画像(京都大) すなわち、眼球の後ろが平たくなる「眼球後部平坦化」(画像:黄色矢印)と、視神経を取り囲む「視神経鞘の拡大」(画像:青色矢印)です。 宇宙飛行士は、定期的にさまざまな医学的検査を宇宙飛行前と飛行中、そして飛行後に行っていますが、これらの眼球後部平坦化や視神経鞘拡大については、これまではその原因を説明することができませんでした。 地上において、視神経鞘拡大は頭蓋骨内部の髄液の圧力が上昇していることを示唆します。 髄液圧のについては腰に針を刺して測定できますが、このような検査は国際宇宙ステーション内で行うことは現実的ではありません。 一方で、視神経鞘の形状については超音波検査によって国際宇宙ステーション内でも行われています。 研究グループは、すでに論文などで報告されている事実に基づいて、宇宙飛行士の髄液の最大圧力を推定しました。 研究では、髄液圧を視神経鞘の直径から推測するため、視神経鞘のモデルを作成しました。これはすでに報告されている視神経鞘の内部の圧力とその直径変化に関する研究結果を用いています。 2 髄液圧を検討するために導入した視神経鞘の薄肉管モデル 次に、飛行中に測定された視神経鞘の直径から髄液圧を推測したところ、飛行中の髄液圧は210mmHgにもなることがわかりました。 このような非常に高い髄液圧がある場合、通常では会話もできないほどの状態になるはずです。ところが、実際には宇宙飛行士たちは元気に会話をしている姿がインターネット配信などでも確認できます。 つまり、宇宙における視神経鞘拡大は髄液圧の上昇とは別の原因があることが推測されます。 そこで研究グループは、国際宇宙ステーションに長期滞在した宇宙飛行士にみられる「大脳の上方への移動」に着目しました。 大脳が上方に移動した場合、視神経は眼の後ろにある骨(眼窩)の隙間を通って後ろに引っ張られます。 しかし視神経を取り囲んでいる硬膜(図の黄色と灰色の円筒部分)は眼窩の骨膜とつながっているため、眼球を押し戻すように力が働くことが考えられます。 これによって、視神経鞘が拡大するように変形し、さらに眼球後部平坦化をもたらしている可能性があると研究グループは指摘しています。 このように、眼球後部平坦化と視神経鞘拡大はこれまでに言われてきたように脳髄液圧の上昇ではなく、大脳の上方への移動が原因であって、これによりすべての所見が矛盾なく説明できることが明らかになりました。 これらの研究結果は将来、一般人も宇宙へ行く未来において、人類が直面する可能性のある宇宙特有の病気へのさまざまな対策を講じることに貢献できると期待されます。
マインドフルネスが幸福感を高める脳のメカニズムが解明される
近年はストレス軽減や集中力の向上、あるいは幸福感を高めてくれる効果が得られるとして「マインドフルネス」が注目されています。しかし、マインドフルネスを実践しているときに脳内ではどのようなことが起こっているのでしょうか。京都大学の研究グループは、「機能的結合性解析」という手法を用いてマインドフルネスのメカニズムを解明しています。 記事を読む
充電器が必要ない、USBでどこでも充電できる乾電池
1 あらゆる電子機器に必要となる乾電池。充電式の乾電池は使い切っても買い替える必要がないため、環境にも優しいし経済的です。充電式の乾電池にはさまざまな種類のものがありますが、ちょっと珍しい「USB充電できる乾電池」をご紹介します。 記事を読む
入浴習慣は動脈硬化や心機能によい影響を及ぼす
1 入浴する習慣はやはり健康によいようです。愛媛大学の研究グループは、入浴習慣が心機能や動脈硬化に対して好影響を及ぼすことを実験で明らかにしています。 記事を読む
顔写真に水玉を貼り付けた「ハスコラ」が気持ち悪い理由
1 顔写真に「水玉模様」を貼り付けたコラージュ「ハスコラ」がなぜ気持ち悪く感じるかについて、心理学やデザインの観点から検討した結果を筑波大学の研究グループが発表しています。 記事を読む
分子イメージングで歯周病を検出する新たな手法を開発
1 組織中の分子の動きを画像化する「分子イメージング」の技術を使って歯周病の進行を検出することに、岡山大学の研究グループが成功しています。患者の早期診断、そして早期治療につながる可能性があります。 記事を読む
冷たいのも、温かいのも、両方使える年中オーケーの「USB保温カップホルダー」
11 暑い夏には冷たい飲み物をいつまでも冷たく飲みたいですね。でも逆に寒い季節は温めて欲しい。そんなときは温冷両方とも使えるカップホルダーが便利。春夏秋冬いつでも年中使えるのはとてもうれしいアイテムですね。 記事を読む
ビールの原料成分に痛みを抑制する効果が発見される
1 ビールの苦みのもとでもあり、雑菌の繁殖を抑える効果のある「ホップ」に含まれる成分に、「痛み」を抑える効果があることがわかりました。麻薬性鎮痛剤では効果がない痛みにも有効である可能性が高いとのことです。 記事を読む
「汚いもの」を食べたくないのは人間だけじゃない、サルだって同じ
4 私たちは「汚れてしまった」食べ物はなるべく避けようとする習性をもっています。「3秒ルール」なんていう独自のルールで誤魔化す(?)こともありますが、基本的には衛生的にキレイな食べ物だけを食べることを選択します。 このような習性は人間だけのものなのでしょうか。どうやら、そうでもないことが最近の研究からわかってきました。 記事を読む
頭の回転のよさに脳内のヒスタミンが関係している可能性
1 作業記憶(ワーキングメモリ)に前頭葉のヒスタミンH3受容体が関係していることがわかりました。「頭の回転の速さ」とヒスタミンの関係や認知機能障害の新たな治療法について研究が進む可能性があります。 記事を読む
集団で飛ぶコウモリたちはなぜ「混信」しないのか
3 暗く狭い洞窟の中でも空間を把握して飛び交い、そして正確にエサを捕獲することができるコウモリ。その秘密は独自「超音波ソナー」の能力にあります。しかし彼らは、どうやって自分が発した超音波を仲間のものと区別しているのでしょうか。 記事を読む
セロトニンは未来を信じて辛抱強く待ち続ける力を強くする
1 日常生活やビジネスの現場では「辛抱強く待つ」ということがとても重要なケースがあります。報酬が得られる可能性や、その時期がわからない状況で、脳はどのようにして長く待つことを可能にしているのでしょうか。どうやらここでも「セロトニン」が活躍しているようです。 記事を読む
「眠気」の正体を解く鍵となるタンパク質80種を特定
1 私たちにとって「睡眠」とは生きていくために必要不可欠の行為。人生のおよそ3分の1を費やす大事なものですが、意外とあまりよくわかっていません。しかしマウスを使った実験から、「眠気」に関係する重要なタンパク質80種が特定されたことから、眠りの機能の研究が大きく前進する可能性があります。 記事を読む