バイオ研究を紹介するネットメディア 11.20 Wed

不規則な食事時間がアレルギー症状に影響を及ぼす可能性がある

花粉症やぜんそく、じんま疹などのアレルギー疾患は症状が重くなると生活に支障をきたすことがあります。アレルギー症状はある特定の時間帯に出やすいといった特徴が知られていますが、食事をとるタイミングによって変化することがわかってきました。

たとえば花粉症は、朝方にくしゃみや鼻水といった症状が起こりやすく「モーニングアタック」などと呼ばれています。

このように、アレルギー症状の出方には生理活動のリズムが関連しており、体内時計がアレルギー症状の時間変化に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

体内時計は睡眠や運動、食事の時間などが影響を受けることが知られています。そこで山梨大学の研究グループは、夜食など不規則な食事によってアレルギーの出現がどのように変化するのかを調べました。

実験では、マウスを3つのグループに分けてエサを与えるタイミングを変化させました。第1のグループには24時間自由にエサを与え、第2のグループでは活動期(夜行性のマウスでは夜間)の4時間、第3のグループでは休息期(夜行性のマウスでは日中)の4時間に与えました。

その結果、24時間または活動期にエサを与えられたマウスでは、休息期に弱いアレルギー反応が出ましたが、一方で休息期にエサを与えられたマウスは休息期と活動期の両方で強いアレルギー反応が見られました。

このように、休息期(人間で言えば夜間)にエサを摂取すると、本来はアレルギー症状が出にくい活動期にも症状が出てしまい、かつ強く反応が出るように変化することがわかりました。

このように、食事をとるタイミングはアレルギー反応の強さや時間帯を変える影響があることが確認されたことから、夜食をとるなど不規則な食生活はアレルギー症状を悪くさせる可能性があることがわかりました。

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