バイオ研究と仕事術を紹介するネットメディア 1.13 Tue

関節炎惹起性IgGの糖鎖を改変してリウマチ症状を抑制

 関節リウマチで認められる自己抗体(IgG)の糖鎖を改変することでリウマチ症状を抑制できると、名古屋大の大海雄介特任助教らの研究グループが科学誌「Nature Communications」で発表した。

 IgGはFc領域にN型糖鎖結合部位を一箇所もち、多様な糖鎖構造を形成する。関節リウマチ患者のIgGの糖鎖ではシアル酸やガラクトースが減少することは知られているが、その役割は不明だった。

 研究グループは、IgG上のシアル酸を欠損したマウスは関節炎を誘発すること、正常マウスと比べてリウマチ症状がより重篤となることを突き止めた。

 また、シアル酸を付加した自己抗体IgGを関節リウマチのモデルマウスに投与すると、リウマチ症状が抑制されることを確認した。

参考:名古屋大学