いざというとき、救急車を呼ぶべきか、あるいは自分で病院に行くべきか、迷うことがあります。しかし一刻を争う場合はすぐに判断が必要。神戸市消防局が、救急車を呼ぶ必要があるかを判断できるシステム「神戸市救急受診ガイド」をインターネットサイトで公開しています。
近年、緊急性が低いにも関わらず119番通報をする人が増えており、本来必要とされる救急出動の現場到着に遅れが生じているそうです。市消防局は「受診ガイドで自己診断をし、救急車の適正利用をしてほしい」としています。
総務省消防庁は「緊急性判断ガイドライン」を作成しています。「神戸市救急受診ガイド」もこのガイドラインに沿って、医師らと手順や内容を議論して作成されました。
サイトでは、まず呼吸の有無など重要な7項目に当てはまるかどうかを確認して判断します。
当てはまらないケースでも、からだの部位ごとに症状を選択します。
具体的な症状で判定します。
119番通報する必要がある「赤」、2時間以内を目安に医療機関の受診をすすめる「黄」、医療機関の受診をすすめる「緑」、経過観察をすすめる「白」というように、長くても数分で具体的な判定結果を提示してくれます。
パソコンからのほか、スマートフォンからでもアクセスできるので、いざというときにすぐに利用できるので安心ですね。